「シングルマザーでもやっていける!」と意地を張った私でしたが、両親に支えられながら起業することにしました。
私が起業した理由、きっかけ、メリットやデメリットを書かせていただきましたので、参考になったら幸いです。
シングルマザーだからって、起業は難しいと思っている方!
周りの協力を取り付ければ、うまくいくはずです!
なぜ起業しようと思ったのですか?
私はシングルマザーで、小学校低学年の子ども1人を連れて実家にお世話になっていました。
夫と呼ばれる立場の人は最初からおらず、子どもができてからしばらくは「1人で育てていくんだ!」と意地になり、子どもの世話をするのではなく、子どもの世話をするという行為に必死になり空回りしてしまっていました。
そんなボロボロの生活を両親に見つかり、実家に強制送還。そこまでが前提です。
実家に子どもを預けているなら私はフルタイムで働きに出ても良いのではないか、と両親を説得しましたが、両親は昔ながらの考え方の人達で「子どもが小さい間は出来る限り親が側にいてあげないと」の一点張りでした。
実家は自営業を営んでおり(商店街のような場所の雑貨屋さんや、個人商店を想像してください)、そこを手伝うならばどうだと言われ手伝うことになりました。
両親が取り扱う品は手作業で作られた一点物を売るような仕事で、私が手伝うとしても大してやることはなく、どうしたものかと悩んでいました。
しかし、ブログで商品の説明を気まぐれで載せると、思いもよらない高評価をいただくこととなりました。
「ネットで販売すれば流行るのでは?」
これが私の起業への第一歩でした。
実際に起業して、メリット・デメリットはありましたか?
今までネットで何かを販売したことがなかったので、何から手をつけて良いのか分かりませんでした。
最近ではフリーマッケット系のネットショップが多いので、そういった場所から売り買いのノウハウや顧客の求めるものなどを学び、商売を知るために両親から教わったり本を読んだりしました。
そのせいで結局は子どもにかまってあげる時間が減ってしまっていたので、そこは大きなデメリットとなってしまったかと思っています。
しかし、同時にメリットもありました。
一般的には出回らないような品を多く取り扱う、ということでニーズが発生し特定の顧客が付きやすかったことです。
元々両親の店の存在を知っている方がネットで流れてきてくれたらしく、より買いやすく便利になったと好評でした。
普通ならばそれほど売れないかと思いますので、そういったコアな方々に私の店が支えられているというのがアットホームな雰囲気もありメリットかと思っています。
今後の事業展開について教えてください
今後のことは特に考えておらず、当面の予定としては地盤の強化と安定を目標としています。
しかし、移ろいやすい世の中なのでただ安定を目指しただけでは、顧客は離れていってしまうでしょう。
私は特にこの商売しか能がないので、ここで失敗してしてしまったら応援し支えてくれている両親にも、私には分からない我慢をたくさんしてくれている子どもにも合わせる顔がありません。
なので、少しずつですが両親の経営する個人商店のみではなく、他の生産場所や生産者から直接卸すことはできないかと検討しています。
「顔が見える野菜」のように、生産者の顔が見えるというだけでその商品のブランドになり、顧客は安心感を持って買い物をしてくれます。なのでこの考え方に共感・賛同してくださる方を探し、例え時間が掛かってしまっても、必ず成功するように努力していきたいと思います。
私は母として、娘として、失格かも知れません。
それでも私には母としての誇りがあり、女として独り立ちしたいという欲があります。欲がエネルギーとなりバリバリ働くための原動力となっているなら、それはそれで良いのではないかと思っています。
インタビューを終えて
実際、今回インタビューを終えて感じるところは二つです。
起業において、生活環境や経済的状況はあまり関係ないということです。
よく、お金が無いから。知識がないから。という声を聴きますが、実際はひたむきに努力して、一歩踏み出す勇気が必要なのだと感じました。
また最後の世の中では失敗といわれるかもしれないければど、誇りと欲があるという発言は、とても重みがあるものでした。
成功している方の共通点として、自分の軸。そこへの誇りを感じます。
今回はWeb上でのネットショッピングを活用しての起業でした。
そのため、資金面も少額で始められます。
そしてしっかりとやることを進めていけば、間違いなく安定していきます。
ぜひこれからもWeb集客コンサルティングを通して、お付き合いを継続していければと思いました。